【待っていた人、多いはず】野島樺乃が初CDリリースへ 昭和カバー『ICON』と4都市7公演ツアー決定

これは、かなり大きな発表だった。

野島樺乃が6月24日に自身初のCD作品『ICON』をリリース。

さらに、11月には東名阪+福岡を巡る初の全国ツアー「KANO NOJIMA PROLOGUE TOUR 2026」の開催も決まった。


SKE48卒業後、ボーカルグループet-アンド-のリーダーを経て、昨年4月からソロアーティストとして歩みを進めてきた野島樺乃。

今回の発表は、その積み重ねがようやく「作品」と「ツアー」という分かりやすい形になった瞬間だった。

特に今回強いのは、ただ新作が出るという話ではないところだ。

野島はソロ始動後、「One」「サマーバイブス」「ADORABLE」と配信リリースを重ねながら、各地でストリートライブも積極的に行ってきた。

その中で、80年代の名曲を中心としたカバーにも取り組み、昨年秋のワンマンでは昭和歌謡メインのカバーライブも開催。

つまり今回の『ICON』は、突然の企画盤ではない。

ずっと現場で歌い、反応を受け取りながら育ててきた流れの先にある一枚だ。

収録曲は4曲。

「私はピアノ」(サザンオールスターズ・高田みづえ)「真夜中のドア~Stay With Me」(松原みき)「駅」(竹内まりや)「年下の男の子」(キャンディーズ)。

昭和を象徴する名曲を、野島樺乃の声でどう残すのか。

この選曲だけでも、かなり興味を引く。

中でも大きいのは「私はピアノ」だろう。

昭和100年を記念したイベントで初めて歌ったこの曲が話題を呼び、SNSで拡散され、そこから初めてライブへ足を運んだ人もいたという。

「音源化してほしい」という声が多く集まり、今回のカバー・ミニ・アルバムにつながった流れは、とても現代的で、しかも理想的だ。

ネットで届き、現場に人を呼び、その熱が作品化へつながる。

この循環がきれいにできている。

タイトルの『ICON』もいい。

単なる作品名ではなく、「令和の歌謡曲シンガーの象徴のような存在になりたい」という本人の意思が込められている。

昭和の名曲を歌うことは懐古ではなく、自分の未来を切り拓くための選択だと分かるタイトルだ。

ここがすごく大事だと思う。

昔の歌を上手に歌う、で終わらせない。

そこを通って、自分の名前で前に出る。

今回のCDは、その宣言でもある。

しかも、作品発表と同時に初の全国ツアーまで決まった。

11月8日東京、11月14日大阪、11月15日愛知、11月20日福岡。

東京・大阪・愛知は2部制で、福岡は1公演。

4都市7公演という規模感からも、本人の本気度と期待値の高さがよく伝わる。

ツアータイトルが「PROLOGUE」なのも印象的だ。

ここが完成形ではなく、ここから先へ進んでいく序章。

そう言い切るような名前がついている。

だから今回の発表は、CD発売決定というより、“野島樺乃ソロ第2章の輪郭が見えた”と言った方がしっくりくる。

作品の中身も濃い。

「真夜中のドア~Stay With Me」ではシティポップの空気感をどう出すのか。

「駅」では深い悲しみと自立していく女性像をどう歌うのか。

「年下の男の子」では遊び心をどう混ぜるのか。

4曲だけだからこそ、1曲ごとの解像度が高く、カバーアルバムとしての密度が期待できる。

そして何より、今回が自身初のCDであることが大きい。

配信全盛の時代に、あえて“形に残る作品”を出すことに意味がある。

本人コメントにもあったように、たまにはプレイヤーで再生してじっくり音に浸る、そんな聴かれ方まで想定された一枚になっている。

音楽を“所有する喜び”まで含めて届けようとしているのが伝わる。

SKE48時代から歌で注目を集めてきた野島樺乃が、卒業後に経験を重ね、グループを経て、ソロとして昭和カバーで勝負し、その先に初CDと全国ツアーへたどり着いた。

この流れはかなり強い。

派手な一発ではなく、ずっと積み上げてきた人の発表だからこそ刺さる。

6月24日発売の『ICON』。

そして11月の「KANO NOJIMA PROLOGUE TOUR 2026」。

今の野島樺乃を知るには、かなり大きな節目になりそうだ。

文:ステージノート

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