【SKE48】『サンダルだぜ』100万回再生突破!「数字の質」に見る、村外への壁と新たな挑戦

『サンダルだぜ』100万回再生突破の快挙と、その「内実」

SKE48の36thシングル『サンダルだぜ』のミュージックビデオ(MV)が、
公開からわずか9日でYouTube再生回数100万回を突破しました。


新センターに11期生の大村杏さんを据え、
フレッシュな勢いを感じさせる今作の快挙は、
一見するとグループの健在ぶりを示す明るいニュースです。

しかし、この数字を額面通りに受け取って喜ぶだけで良いのでしょうか。
この「100万回」という数字の質を、
過去作との比較を通じて冷静に分析してみたいと思います。

近年のMV再生回数ランキング(「あの頃の君を見つけた」以降)

まずは、2021年の『あの頃の君を見つけた』以降の
表題曲MVの再生回数ランキングを確認してみましょう。

順位楽曲名再生回数備考
1心にFlower2,076,071 回
2愛のホログラム1,969,655 回
3告白心拍数1,499,802 回
4絶対インスピレーション1,123,906 回
5Karma1,065,004 回
6サンダルだぜ1,057,512 回最新作(2/12時点)
7Tick tack zack986,230 回
8好きになっちゃった945,184 回
9あの頃の君を見つけた706,089 回

ランキングを見ると、『サンダルだぜ』は
既に過去数作を上回るペースで再生されており、
勢いがあることは間違いありません。

しかし、200万回を超えた『心にFlower』や
『愛のホログラム』といった過去作と比べると、
到達点としては大きく変わらない可能性も示唆されています。


「広告」から「熱量」へ。数字の質の変化

特筆すべきは、今回の100万回再生が、
過去の「高再生回数」とは性質が異なるという点です。

『心にFlower』から『告白心拍数』にかけての時期は、
広告運用による再生回数の底上げが顕著であったという指摘も少なくありません。
いわば「買われた数字」が含まれていた可能性が高いのです。

対して今作『サンダルだぜ』は、
YouTubeの新機能「ハイプ(Hype)」においてランキング上位に
食い込むなど、ファンの能動的な応援が数字に直結しています。

【SKE48】新曲「サンダルだぜ」を世界へ!YouTube新機能「ハイプ」の仕組みと、私たちが今考えるべき“脱・パレオ”の覚悟


また、相川暖花さんらの活躍による「相川効果」とも呼ぶべき
コメント欄の活性化が見られ、単に動画が流された回数ではなく、
視聴者の「熱量」が反映された100万回であると言えます。

【圧倒的】KarmaのMVのコメント欄がほぼほぼ相川暖花ちゃん関連で埋め尽くされている件【雑感】


この「オーガニックな成長」は、グループにとって非常に明るい兆しです。

依然として立ちはだかる「村」の壁

しかし、ここで苦言を呈さなければなりません。
これほど熱量の高い数字を叩き出しながら、
その熱狂は依然として「SKE48村」という狭いコミュニティの中に閉じ込められています。

コメント欄やハイプでの盛り上がりは素晴らしいものですが、
一歩外に出れば、
一般のアイドルファンや音楽ファンにまで
この楽曲が届いているとは言い難いのが現状です。

「村」の中で再生回数を回し、身内だけで達成感を共有する。
そのサイクルを繰り返しているだけでは、グループの真の拡大は望めません。

今回の『サンダルだぜ』で見せた「質の高い数字」を武器に、
いかにして48グループに興味のない層へリーチさせるか。
それこそが、今のSKE48に課せられた最大の挑戦ではないでしょうか。

数字で一喜一憂する段階は終わった

100万回という数字は、あくまで通過点に過ぎません。
今作で得た「ファンの熱量」という確かな手応えを、
どうやって「外」への推進力に変えていくのか。

単なる再生回数の多寡で一喜一憂するのではなく、
SKE48というブランドを「村外」へ知らしめるための
戦略的な一歩を期待せずにはいられません。


執筆者:真主

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