#田辺美月卒業公演 スピーチをまとめてみました(ほぼ全文)

 

菅原茉椰:ここからはね、沢山話したいこともあると思うので、

きっとこのステージで話ができるのは最後だと思うから、

悔いなくいっぱい喋って下さい


田辺美月:本日、卒業公演に足を運んでくださった皆さん

卒業公演を開いてくださった、そういう卒業公演実行委員の皆様

スタッフの皆様、見守ってくださる全ての皆様、本当にありがとうございます


ちょっと先ほど披露した曲を紹介させていただくと

ずっと休業中に聞いてて、「この歌可愛い」とか

「いつかやってみたかったなー」って思ってた曲を

セレクトさせていただきまして

いつも一緒にいたふゆっぴと、ももたんと一緒に

「初恋よこんにちは」をさせて頂いて

地味に同じチームなのに地味に

一緒に二人だけのユニットをしたことがなかった

菅原さんと「でもでもの涙」の方させていただけて

とっても嬉しかったです

見て頂いた皆さん本当にありがとうございました 



振り返ってスピーチを話すために振り返ってみたりしたんですけど

一番すごいなーって思うのが

新潟から、ちょっと遠いじゃないですか

新潟からこの名古屋まで愛知県まで飛んできて

こうやってアイドル活動をしていることが

今でも当たり前にはなっているんですけど

ふと振り返った時になんかすごいなーって

びっくりするんです

なんだろう、私は元々、やっぱりアイドルの方とか可愛くて

キラキラしている方がそういうステージに立って

もっと輝いている姿を見ているのがすごく好きで

その人物に憧れの人物に今こうしてなれていることが

とても幸せでした


今、振り返ってみた時に

私、多分これメンバーにもファンの皆さんにも言ってなかったんですけど

私の中でずっと悩みがあって

それがすごくありがたいことなんですけど

選ばれているのに、ずっと後列にいるっていう状況が

私の中でのずっと課題と言うか戦う敵と言うか

突破しなきゃいけないなっていう風に思って活動させて頂いていました 



やっぱり、私は結構・・・なんだろう

穏やかって言うか、のんびりしてるように

ちょっとやる気なさそうに見られたりとか

そういう風な感じで見られることが多いんですけど

結構、向上心とか負けず嫌いの塊みたいな感じの人間なので

仮にすごく選んでいただけたことは

すごく光栄なんですけど

選ばれていても、その中での後列にいるっていうことが

結局自分は埋もれてしまっているんだなって

だからもっと頑張らなきゃなっていう

そういう思いでずっと活動させていただきました


何て言うんだろうな・・・

でも、やっぱり選ばれていることも事実で

実力以外のところで、そういう期待の気持ちを込めて

選ばれていたことも事実だったのですが

歯がゆい気持ちになりながらも

すごく一生懸命に活動していました


あと、私はちょうどこのSKE48に加入したタイミングが

高校卒業するぐらいのタイミングと

その活動これから本格的に頑張ろうっていう時期が

ちょうどかぶっていたので

卒業式とかにも参加させて頂いたいんですよ、地元の


そういう時に卒業式ってなると

お別れの時期ということもあって

お友達とかそういう新潟の皆さんから

「頑張ってね」とか

SKEに入って活動するっていうことも

田辺、なんかあんまりみんなに騒がれたくなかったから

内緒にしてたんですけど

なんかなぜか広まってて、みんなに。

でも、田辺が、みんなから騒がれるのが嫌だっていうのが

分かってるからなのか優しいお友達に恵まれて 

皆から「活動するんだよね、応援してるよ」みたいな感じで

ちょこちょこ応援してもらったりとかしてたので

活動するって決まって、頑張れと言われたからには

プレッシャーではないですけど、

良いプレッシャーが自分にかけられて

ずっと焦って活動を・・・焦ってって言うか

一度も私の中では、「今、自分がここに選ばれているから」とか

「選ばれているからそのままでいいんだ」とか

そういう気持ちを持って活動させていただいたことはなくて

ずっと焦った気持ちで活動させて頂きました


その中でも研究生の頃、カミングフレーバーとかもあったり

全国ツアーに参加させていただいたりとか

すごく恵まれていた部分が初期の頃が多かったっていうのもあって

田辺が仮に昇格して何かに選ばれたとしても

全てが・・・全てではないんですけど、

選ばれた時に「推されだからだ」っていう意見もあったりして

その時は、ちょっと落ち込んじゃったりもするんですよ

「悔しいな」・・・みたいな


自分の実力は、まだ皆さんには届いてもいないし、

自分自身もまだまだなんだなって

思ったりもしたんですけど

今思えばすごく悔しいなって思うこともいっぱいあったなと思うんですけど

でも、その悔しいがあったからこそ、田辺は

ここまで全力で活動することができたんだなって思っています 


全力で活動しているからこそ

ファンの皆さんもすごく・・・

田辺の皆さんてすごいあったかい方が多くて

色んな方がいらっしゃって

本当に「みっちゃんしか勝たない」みたいな方もいれば

何か他の推しメン・・・(場内笑い)

全然これ、嫌味じゃないので、気にしなくていいんですけど笑

「他の推しメンもいるけどみっちゃんも好きだよ」って言って

とりあえず田辺のことを暖かい気持ちで優しい目線で

見守ってくださる方が多くて

すごく恵まれていたなって思うことがすごく多くて

それを一番感じたのが、何年前だろう・・・2、3年くらい前の 

Passion For You というゲームアプリでイベントを出させて頂いた時に

当時まだ研究生から昇格して一か月2か月ぐらいだったんですけど

でも初めての私にとってのイベントで

4位以内だったらその雑誌の方で

表紙と特集のページをさせて頂けるって言う企画があったんですけど

頑張って4位に入れたらいいなーって思いながらやってたんですけど

なんと速報で2位とかで、結果1位ってなって

田辺が一番びっくりして、まず速報の時点で入ってないと思ってたから

確か速報が2位だった気がするんですけど

その時にめちゃもう携帯(見て)「えっ!」ってびっくりして

後から1位になって、そういう表紙とか撮影のほうさせていただいた後に

ファンの方から聞いたのは、

もちろんみっちゃん推しの方もたくさん頑張ってはいたけど

それ以上に、みっちゃんのことが純粋に好きという

たくさんの方が頑張って下さっていたということを聞いて

田辺はこういう優しい方に本当に恵まれていたんだなと思って

すごく幸せな気持ちになりました。本当にありがとうございます 



そんな優しいファンの皆さんには囲まれてって言うか恵まれている中で、

私自身もさっき、ひなぴよが手紙でも書いた通り

結構意思が強いので頑固な部分もあったりとかするんですけど、

そういうのも割と自分が知らないうちに

ズバッと言っちゃったりするところもあったりするんですけど、

ファンの方はほんとに優しくて、

ずっと暖かい目線で見守ってくださっていて

そういう優しい方がいるからこそ・・・

そして田辺のファンの皆さんって

結構、熱量がすごいあるなって思っていて 

SKEのことをすごく大好きな方がいるな、大好きな方が多いなと思っていて、

だからこそ私もすごく頑張ろうと思えたし、すごくたくさん刺激をもらいました 


そんな優しいファンの皆さんに私から

唯一・・・唯一謝らなければいけないことがあって

それが去年の21歳の生誕祭の時に

「選抜に入りたいです」って言って

その目標が叶えられずに卒業を決断してしまったことが

本当にそれだけがとても心残りです

本当にごめんなさい




このグループで活動する中で色んな目標があるとは思うんです
それぞれメンバーの皆さん

外の仕事がたくさんしたいとか
例えばラジオがしたいとか、テレビにいっぱい出たいとか
雑誌に出たいとかいっぱいあると思うんですけど
田辺はそのどれでもなくって
田辺の中での目標は入った時から
ずっと選抜に入りたいって決めていて
それはずっと48グループさんを見てきたからこそ
「選ばれる」・・・本当にごめんなさい、

なんかちょっと「ん?」って思っちゃう方もいるかもしれないですけど
田辺の中では選ばれることに価値があると思っていて
何よりその選抜メンバーに選ばれると
ジャケット写真に載れたりとか
ミュージックビデオとか、いっぱいライブとかにも出たりとか
形として残るものがすごく多かったので
そういう姿をファン皆さんはもちろん、
家族や頑張っている証として
地元の応援してくれている皆さんに届けたくて
ずっと、その目標に向かって田辺自身も頑張っていたんですけど、
いつからか、気づいたら純粋にこの活動を楽しめなくなった自分がいて
田辺自身はずっと上を・・・向上心の塊なので上を目指して頑張っていたんですけど、
ある時、気づいた時に心も体もボロボロになってしまって、
結果、休業という形になって多分、「選抜に入りたいです」って
言っていたからからこそ、ファンの皆さんも、もちろん
田辺に会いに来て楽しいなって思う数の分だけ、
会いに来てって言ってるのは伝えているけれども、
やっぱり中には頑張ってくださる皆さん、優しい皆さんが多いので
頑張ってくださる方もいて、
その努力を水の泡にしてしまって、
すごくそれが本当に申し訳ないと思います

本当にごめんなさい


でも、私の中ではその休業中も
正直心が休まる時は1日もなくて
ずっと罪悪感と「なんで自分はこんなに弱いんだろう」とか
すごくたくさん塞ぎ込んじゃっていた部分もあったんですけど
でも、こうやって卒業を決断した時に
そんなことも言うのもなんなんですけど・・・
卒業を決断した時にすごく心がふわっと軽くなって
ならこれからは純粋に活動が・・・

アイドルでこうやって
ステージに立って歌って踊るのがすごく大好きだし
ファンの皆さんとお話するのがすごく大好きなので
純粋に楽しめると思えたりとか
何より私この活動している時に
一度も自分のことを褒めることができていなくて
自分のことがすごく元々何て言うの・・・
自信がないっていうのもあるんですけど
一回も褒めることができなかったんですけど
この卒業発表して決めた時に
ちゃんと今まで頑張ってきたもんなって
自分を初めて認めてあげることができました

本当に休業と改めて言うんですけど
あの時は復帰から卒業発表した時は
田辺的にはもう何か「復帰だ、楽しみだ!」っていう気持ちが大きくて
卒業発表、先ににしたほうが 
多分、ファンの皆さん的にはすごく良かったんですけど
田辺の事情でという風に先に復帰発表をしてしまって
皆さんを、なんか突き上げてから落とすことするみたいなことさせてしまって
本当に申し訳ございませんでした

私は本当に優しいファンの皆様に恵まれていたし
自分自身の選抜になるって言うのと
プラスで地味に掲げていた目標が
たくさんの方から好かれるアイドルになるということなので
そういう部分では卒業発表した時に
すごくたくさんの方から「みっちゃん、もったいないよ」とか
「みっちゃんのこと大好きだよ」とか言ってくださる方もいたりとか
何より、トーク会無理を言って
グループトーク会で
当日も参加できるグループトーク作っていただいたんですけど
その時に本当に沢山の方が来てくださって
中には「この発表があったから沖縄空飛んできました!」
みたいな感じの方もいて
「これから沖縄帰るよ」みたいなという方もいて
本当に田辺ではこんなに優しい方に恵まれていたんだと思って
とっても幸せ気持ちになりました

本当に私がこのファンの皆さんと
絶対にアイドルになってなかったら
この人間関係って言うか、そういうなんて言うの相関図みたいなやつで
ファンの皆さんっていう枠は絶対できていなかったはずなので
すごく皆さんと出会えてという関係になれたことが
とても嬉しかったです

本当にありがとうございます

あとメンバー皆さんも私は本当に大好きなので
何て言うんだろ・・・卒業発表とか
復帰とかまずこっちに帰ってくることすらも
あの全然言ってなくって本当にすいませんでした




これから卒業したら私はもう一般の女の子になるので
今までは多分それぞれのメンバーの立場とかもあるから
きっと気にしちゃって言えないなっていっぱいあると思うんですけど、 
一番の皆さんにとっての味方になってあげられるので、
いつでも連絡して下さい

私はもう感謝を皆さんにこうして今、伝えていることができて
本当に幸せです

結構内容考えてきたんですけど
相変わらずと言うか生誕祭の時もそうなんですけど
全部真っ白になってなんか同じこと何回も言ったりとか
結構トゲがあるようなことを言っちゃったような気もしちゃうんですけど
最後のスピーチを皆さん見守って聞いてくださって本当にありがとうございました 




菅原茉椰:聞いてて前向きな言葉をかけなくちゃいけないんだなって
考えてたんだけど、やっぱりやめてほしくなかった
自分が休業した時に「卒業しちゃいませんよね」って
すごい心配して駆け寄ってきてくれた田辺が、
まさか自分より先に辞めちゃうと思ってなかったし、
田辺が悩んでることを知ってたのに、一緒に解決してあげられなかったのは、
凄い申し訳ないなって気持ちだし、
いっぱい頑張ってきたことは無駄じゃないし、
確かに選抜に入るって目標はファンの皆さんと叶えられなかったかもしれないけれど、
そこまでの過程は無駄じゃないと思うし、
今まで現実と理想がなかなか一致しなくて
凄い大変な思いをしたと思うけれど、
その頑張っている姿が、菅原はかっこいいなって・・・。
大変だったと思うけれど、すごいかっこいいな、見習わなくちゃなってずっと思ってた

田辺美月:ありがとうございます

菅原:本当は辞めてほしくないけど、
これから・・・今日で最後にはなっちゃうけれど、
みんなの心の中には田辺美月っていうアイドルがいたことが証明されたと思うし、
これからも田辺のことを忘れない

一般人になっても自分なりの頑張り方でこれからも頑張って下さい
卒業おめでとうございます


田辺:ありがとうございます


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